MAXを使い続ける理由#2

「MAXを使い続ける理由」#2

MAXを使い続ける理由 #1


matsumoto_prof

006:Akihiko Matsumoto

使用目的:アルゴリズム作曲、リアルタイム音響合成/音響処理

コンテンポラリーな音楽におけるメタ作曲的な表現の追求のためにMaxを導入しましたが、そのフレキシビリティーの高さやアイデアを形にするまでのスピード感が圧倒的なため、現在では作曲に留まらずインスタレーションにおける照明制御や立体音響のシステム開発などアートに留まらない様々な現場でMaxを使用するようになりました。
Maxは単一のタイムラインにとらわれない複雑な時間構造で音楽を考えることができる点や、ちょっとした間違いをしても何らかのかたちで動作することが多いため、突然変異的に人智を超えた発想を誘発しやすい点が最も気に入っています。
MIDIデバイス、CV/GATEのアナログシンセ制御、DMX照明、OpenGL映像、Arduinoを経由したセンシングやモーター制御など様々なプログラミング表現のハブとして一つのGUI上で一括してオペレーションできる点は他の音楽系ソフトウェアに無い大きなメリットであり、Maxが手放せない理由でもあります。

http://akihikomatsumoto.com
https://twitter.com/Akihik0MA

matsumoto_maxpat


masato_prof

007:Masato TSUTSUI

使用目的:VJ,仕事全般(映像・照明・各種デバイスのシステム開発)

いろんなところで話してるので知ってる方も少なくないと思いますが、生きてく為に使い続けてます。
Max/MSP/Jitterを使ってシステムを作り上げる行為、それがあまりにも楽し過ぎて。
週末にVJだけじゃなくて平日の職業にもしたいと思ったから、今の仕事に決めたくらい。10年近く共に生きています。
Maxが生まれて四半世紀が経った現在、未来にはPCそのものが無くなる可能性もありますが、一生を共にしたいなと思えるソフトウェアです。

どんなところが良いのか?っていう話は、今後もこの記事の100名の様々な角度からでてくると思うのであまり多くは書きませんが、やはり動作させながらこつこつと開発出来る事=トライアンドエラーのし易さは郡を抜いているかと。
もちろん、全ての開発環境に言えることだと思いますが、出来ない事、かなわない部分もありますよ。
もはや良いだけでなく、とにかく好き、相性が良い、あたりの事が使い続ける理由なんだな、と思ってます。

http://adsr.jp
http://arque.jp

masato_Jitter


tatmos

008:tatmos

使用目的:いろいろ

Maxはフロッピーの頃から愛用しています。
最初のころはMIDIしか扱わなかったけど普通のシーケンサではできないようなとんでもない音が作れると喜んで触っていました。
プログラムも当時は何もかけなかったので、線を繋ぐだけでいろいろな音が出てくるのが楽しくてしかたなかった。
MIDIキーボードで演奏するとオーバルやラインが書けたり、ランダム再生やルールを指定して音が鳴らせたり、これぞコンピュータミュージックといったところが体感できる。
オーディオやJitterなどの動画の処理までできるようになって、ライブなどでサウンドビジュアライズをしたり楽しむことができました。
今でもMIDIやさまざまなデバイス、アプリケーションとのコネクションに使えるし、テキストのプログラムとは違ったビジュアルの位置で把握できる点が自分にはとても合っていたりします。
とくに直感的に使えるPresetとか便利オブジェクト外部デバイスの安定した認識など重宝しています。

tatmos_patch


arita_prof

009:有田翔悟

使用目的:VJ、映像制作

キャンパスに絵筆で絵を描くように、直感的に映像を作れるところ。触りながら、考えて、思いついたアイデアをその場で試して、それがレンダリングの手間無しにすぐに結果が反映される。絵の具の代わりに、静止画、3DCG、水などの実写素材や、“画面上に光る粒子を飛ばす”や、“画面にビデオがバグったような歪みを加える”といったエフェクトが全部同列で扱えるイメージ。その感覚が、面白いと思う。
自分の場合、jit.gl.meshという3Dで作る線の固まりを出すエフェクトにハマっていた。線は、黒い画面の真ん中に碁盤目状に出てくる。いくつかパラメータが用意されていて、それをいじると、碁盤目線を丸めたり、波のような動きにしたり色々動かせる。そうしているうちに、何かかっこよさげな形状になったりするので、それを録画して、満足する。VJのような音楽映像の用途が中心だが、絵筆感覚で動かして作れるところが使い続ける理由。

http://lunadon.jimdo.com
https://twitter.com/SAritaShogo

arita_patch


motokiohkubo_profile

010:大久保 雅基

使用目的:音楽・作品制作

高校の時からダンスミュージックを作り始めて、民族楽器を演奏したり、自作楽器を作りました。音大ではクラシックを学びながら、ヴィンテージシンセで遊んで、即興パフォーマンスをしていました。「より創作的なものを作りたい」と思い、現代音楽の世界に入って知ったのがMaxでした。使い始めはよく分からず2年くらい放置していましたが、音響処理を自分で書きたいと思い勉強するようになった日からは、一番使えるプログラミング言語です。作品ごとのコンセプトに合わせて、やられるべき音響処理を考えて作っています。現在は、エレクトロアコースティックミュージックの音素材作りに、そして他言語と組み合わせたマルチメディアな作品に使用しています。写真の作品は、ライフゲームのルールを元にMaxで音を生成し、ArduinoでLEDを制御したものです。Maxは、DAWよりも制限のない音響処理ができ、他の言語よりも慣れていて速く作ることができるので使い続けています。

http://motokiohkubo.net/
https://twitter.com/motokiohkubo

motokiohkubo_work


imai_prof

011:今井慎太郎

使用目的:音楽制作、教育

Maxとは1993年からのつき合いですので、気付けばなんと人生の半分以上を共にしていることに驚きます。デジタル・データを介すれば、音や映像、あるいは機器を制御する電気信号まで、さまざまな物事をフラットに結びつけることができるというコンピュータの本質に接近することを、ほかにない簡単なやり方で音楽家やアーティストへ開放したのがMaxの優れた点です。まさに「Max, connect anything」。それが音楽制作や大学での教育にMaxを使い続ける理由のひとつです。また、優れたソフトウェア音源やエフェクト・プラグインが数多く存在する昨今ですが、それらを操作する方法については、楽譜やDAWに代表される縦横2次元の表現によるタイムラインでの考え方に限定されがちです。Maxであれば、多次元のパラメータを音楽家独自のやりかたで関連づけて制御するアルゴリズムを実装し、まるで楽器を演奏するかのように、その結果をリアルタイムに確認しながら調整を加えてゆくことができます。新しい音楽をつくることとは、新しい楽器をつくること、と作曲家の細川俊夫は言いますが、僕は文字通り、Maxで新しい楽器をつくり、そして新しい音楽をつくろうと試みています。

http://www.shintaroimai.com
https://twitter.com/pseudotaro

imai-desk


nakamura_prof

012:中村隆之

使用目的:音楽制作

初めて触れたのは90年代の初めの頃、アセンブラで書くMIDIプログラムのテストツールとして、Maxを使い始めました。
2011年、日本科学未来館の「アナグラのうた」の大がかりなサウンドシステムの構築にMaxを利用しました。
2013年には「Nagi」「Graph Arpeggiator 3」と言った音楽アプリケーションソフトをMaxのみで制作しました。
2014年には、Oculus Riftを使って音を制御する、「Ocutone」という新しい楽器の開発をはじめました。

音楽を作る時に、その曲はどういうアルゴリズムを持つのか、その音はどんな倍音を持っているのか、そんな原点に回帰させてくれるのがMaxというソフトです。
だから、Maxに向かい合って音を作る時は、いつも新鮮な気持ちで臨むことが出来るのです。
おそらく、僕が新しい音を作ろうとする時には、必ずMaxがそこにありづづけるのだと思います。

https://twitter.com/nakataka
http://www.nakataka.net

nakamura_desk


nagata_prof

013:nanagagatata

使用目的:楽器試作、コントローラ制御、ableton live機能拡張、VJエフェクタ開発

私が初めてMaxに触れたのは7,8年前になるでしょうか。当時はグリッドタイプのステップシーケンサがまだ珍しかったのですが、そんな時Max+monomeデバイスで自在に演奏システムを構築している動画に衝撃を受けMaxを始めました。
最初はコントローラを制御する目的でMaxを使っていたのですが、年々追加されるm4l、gen、mira等の機能にもすっかり魅了されMaxを今も使い続けるに至っています。バージョンアップに伴い機能が増え続けているのも魅力ですが、一度パッチングのルールを覚えてしまえば新機能が追加されたときも即座に使えるようになるシンプルさも大きな魅力だと感じています。
コントーラ制御から楽器試作そしてVJエフェクタの開発まで、オーディオやビジュアルに関することであれば素早くシステムを構築し即座に実行できる。そのシンプルさと自由度で様々な創作活動を強力にバックアップしてくれる、Maxは至高のツールだと思います。

https://twitter.com/nanagagatata
http://www.nanagagatata.com/

nagata desk


raykunimoto

014:Ray Kunimoto

使用目的:インスタレーション、音楽・サウンド制作

開発効率が高い事、安定している事が私がMaxを使い続ける理由です。

例えば作曲するとき、いかに自分のモチベーションを落とさずに素早く楽曲の骨組みを作り、またその骨組みはアレンジで発展させた時に崩れないほどの強度を持っているといった事はとても重要なのですが、インスタレーションを制作する上でも同じ事が言えます。Maxはそのどちらにおいても最適解となるツールです。
特にインスタレーションを展示する際には、長期的な運用に耐えうる安定性や動作させるマシン環境の汎用性の高さも重要になってくるのですが、Maxはその点でも優秀です。

また、Webで検索すれば大体の事が解決できるユーザーの多さとコミュニティの活発さ、近年の目覚ましいアップデート(ableton Liveとの連携やGenによるDSPの処理能力の向上など)、そして私の大好きな音楽家・アーティストがMaxを使い続けいてることもMaxを使い続ける大きな理由です。

http://twitter.com/raykunimoto
http://raykunimoto.tokyo

kunimoto_patch

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