初級講座#2 ドラムマシンを作ってみよう

こんにちは、NOEL-KITです。

第2回は、第1回のシーケンサーと組み合わせて簡単なドラムマシンを作ってみます。今後の講座の前に、簡単なシンセを作ってMaxでのシンセサイズの雰囲気を掴んでいただければと思います。

また、音を出すパッチは今回が初めてですので、Maxでの作業の際の注意を書いておきます。


注意

Maxで音を出すパッチを制作していると、「数字の指定ミスで大変大きな音量が出てしまう」「知覚できない周波数の音がでている」等、予想をしていない自体が起こることがあります(例: [*~ ]に0.1と1を打ち間違えると10倍の音量が出る等)。
大切な耳や機材を守るべく「ヘッドホンでの作業を控える」「大きな音量で作業しない」等、充分注意をしなくてはいけません。

また、パッチ側で出来る音量対策の1つとしてアウトプットの前にリミッターを入れておくという方法があります([live.gain~]がデフォルトで+6db=200%の音量が設定できるため後段にセットしてあります)。

maxer_lesson_attention

もちろんこれが完全な対策というわけではありません。作業の際は充分注意の上、ご自身の責任で制作を行ってください


2 ドラムマシン

ドラムマシンは、シーケンサー部(下図左)とシンセ部(同右)で構成しています。シーケンサーは第1回の1-2-2を採用しました。
パッチ下部のスピーカーアイコン([ezdac~])をonにして、左上のStartをクリックすると動作します。

maxer_lesson_2

Hi Hat

ハイハットはノイズオシレーター([noise~])を加工することで作っています。

maxer_lesson_2_hihat

結線されている[cross~]はクロスオーバーフィルターで「8100」はクロスオーバーの周波数(hz)を指定しています。

  • 左アウトプットから出力されるのはローパスフィルターを通った音(指定した周波数より下の帯域の音
  • 右アウトプットから出力されるのはハイパスフィルターを通った音(指定した周波数より上の帯域の音

今回はハイハットですので、ハイパスフィルター(右アウトプット)を採用しています。

また、(1, 0 40) – [line~] – [*~ ] は「音量のエンベロープ(時間変化)」になっています。

maxer_lesson_2_env

内容は「1(入力された音量)から0(無音)になるまで40msec.」です。
つまり1回のハイハットが鳴ってる時間は40msec.となります。

Snare

スネアもノイズオシレーターを加工することで作ってみました。同じオシレーターから異なる音色を作っていけるのもシンセサイズの醍醐味だと思います。

maxer_lesson_2_snare

結線されている[reson~]はレゾナント・バンドパスフィルターです。指定している数字は左からそれぞれ「ゲイン」「周波数」「Q」です。今回はノイズオシレーターを採用したので極端な設定になっています。

音量のエンベロープはハイハットと同様のものです。ただし、こちらは120msec.にしています。

Kick

キックはサイン波([cycle~])で作ってみました。

maxer_lesson_2_kick

結線されている (512, 128 10 65 100) – [line~]は「周波数のエンベロープ(時間変化)」で、ボリュームで使用したものと同様です。こちらは周波数が「512hzから128hzになるまで10msec.、そこから65hzになるまで100msec.」という内容です。[line~]はこのように段階を経た変化も実現することが出来ます。とてもよく使われるオブジェクトですので、記述の仕方を覚えておくと便利です。

音量のエンベロープはこちらもハイハットと同様のもので、200msec.にしています。


掲載パッチダウンロード

*Maxをお持ちでない方もMax Runtimeをインストールすることでパッチを動かすことが出来ます。

次回もどうぞよろしくお願いします。

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